昨今の若者は、子供の頃から多様性を認める・個性を尊重するという教育を受けて育って来ています。
ですから、嫌なことはやりたがらないし、「他のどこかに自分に合った仕事があるのではないか？」と考える傾向があります。
ですが、実際に社会に出てみるとそんなことばかりは言っていられません。

ですから、社会に出たことを機に「仕事とは何か？働くとは？お金を貰うとはどういうことか？」といった仕事観を教えないことには、何年経ってもフワフワと本気にならずに時間だけ浪費するような仕事の仕方をすることになるのです。
そういう意味でも「どこかで仕事観を教えること」はとても大切なことです。

仕事観が固まったら次に必要なことは「必要な知識の付与」をすることです。
メールや社内外への文書の書き方、身だしなみ、仕事の受け方・報連相の仕方、などは全て「業務上必要となる知識」です。これらは考えて判断するものではなく、「正しい知識を知っているかどうかで決まるもの」です。
今の若い方は基本的に真面目な方が多いので「教わったことはきちんとやる」傾向がありますので、早い段階で必要な知識をきちんと与えてやらせることが大切です。

そして最後は、実際にやらせてみること、他人の所作を見て「感じ取ること」です。
先ほど今の若い人は「知識を与えればやる」とは述べましたが、何事にも「知識があればできること」と「やってみないと身につかないこと」があり、報連相の仕方やコミュニケーションなどは「実際にやってみないと身につかない」分野に入ります。

そこで、必要な知識を吸収したあとは「実践」で体得させることが大切です。

「何のために働くのか？」「仕事をするとはどういうことか？」について社内できちんと説明できる方は多くありません。なぜならば多くの方が「お金のため」「生活のため」に働いているからです。
しかしこの研修では「お金や生活」だけではなく「世の中に役立つ人間になること」「仕事＝自分自身」という価値観を体系的に理解いただくことで、現場に帰ったあと「やる気を持ってイキイキと働く」ようになることでしょう。

一般的に「研修」と言いますと「決められ時間、ただ座って講師の話を聴いて頭で理解すればよい」という受身なスタンスで考えられがちですが、この研修は自分で考える機会も人の話を聴く機会もふんだんに用意されています。

人は誰しも「人から言われたことは実行しないもの」ですが「自分で気づいたこと・感じたこと」はやるものです。この研修は「現場に戻って実行すること」を前提に「頭ではなく感じる力・気づく力」を最大限尊重したカリキュラムとなっております。

この研修では「グループワーク」や「他者との討議」が何度かありますが、それだけではなく、講師がお伝えしたことをその場で「１対１」で実演するワークも何度かあります。しかも、講師や他の参加者から個別にフィードバックもさせていただきます。

そのため、学んだことを現場に戻って実践いただけるような仕組みになっております。