「未熟だけど許してね」から「未熟だから安くします」へ

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「未熟だけど許してね」から「未熟だから安くします」へ

こんにちは。大谷です。

スーパーのレジや飲食店で、店員さんが胸に「研修生」の名札をつけているのをよく見かけますよね。

そこには店側の「研修生なので多少のミスや手際の悪さは多めに見てね」というエクスキューズの意図があるのだろうなと思いますが、自分達もそうやって育てられたので気持ちはよくわかります。

ただ、「単価も高く、接客そのものもサービスの1つ」という商売の場合、「お客様を実験台にする訳にも行かないよな」と感じていましたら、そのあたりを明確にした店舗が次第に出て来ましたね。

一つは(私は行ったことありませんが)ミシュランの星も取った高級寿司店「銀座おのでら総本店」で、東銀座に「銀座おのでら 登竜門」という店名で、本店ではまだ板場に立てない若手職人 が握る店舗を作り、立ち食いスタイルで提供することで、本店と同じネタを半額で提供しています。

また、先日、有楽町国際フォーラム会い向かいのガード下で見つけた「焼肉トラジトレーニング店」では、その名の通り、研修生が接客する代わりに正規店の20%オフで提供するらしく、大変賑わっていました。

昔なら「そんな固いこと言わなくても」という感覚だったと思いますが、時代も変わったので、お互いに納得づくで利用できるようにという配慮は「価格の透明性」という意味では良いのかも知れませんね。

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この記事を書いた人

株式会社ooyaビジネスクリエイト 代表
大谷 展之(おおやのぶゆき)

大手経営コンサルティング会社で人材教育・組織開発コンサルタントとして活躍後、会計事務所のコンサルティング事業を新たに立ち上げ、2012年、株式会社ooyaビジネスクリエイトを設立。
会計事務所のコンサルティングの他、中小企業の人材教育&業績向上にも力を入れ、特に、エンジニア・技術者・専門職の人材教育・人事制度構築を得意とする。 
・国際コーチング連盟(ICF)アソシエイトコーチ
・Gallup社(米国)認定ストレングスコーチ

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