「未熟だけど許してね」から「未熟だから安くします」へ
こんにちは。大谷です。
スーパーのレジや飲食店で、店員さんが胸に「研修生」の名札をつけているのをよく見かけますよね。
そこには店側の「研修生なので多少のミスや手際の悪さは多めに見てね」というエクスキューズの意図があるのだろうなと思いますが、自分達もそうやって育てられたので気持ちはよくわかります。
ただ、「単価も高く、接客そのものもサービスの1つ」という商売の場合、「お客様を実験台にする訳にも行かないよな」と感じていましたら、そのあたりを明確にした店舗が次第に出て来ましたね。
一つは(私は行ったことありませんが)ミシュランの星も取った高級寿司店「銀座おのでら総本店」で、東銀座に「銀座おのでら 登竜門」という店名で、本店ではまだ板場に立てない若手職人 が握る店舗を作り、立ち食いスタイルで提供することで、本店と同じネタを半額で提供しています。
また、先日、有楽町国際フォーラム会い向かいのガード下で見つけた「焼肉トラジトレーニング店」では、その名の通り、研修生が接客する代わりに正規店の20%オフで提供するらしく、大変賑わっていました。
昔なら「そんな固いこと言わなくても」という感覚だったと思いますが、時代も変わったので、お互いに納得づくで利用できるようにという配慮は「価格の透明性」という意味では良いのかも知れませんね。